忙しい日々を心身ともにストレスフリーで暮らす32坪の家
家ではストレスフリーに心地よく暮らす。
共働き、子育て中のご夫婦が大切にしたのは、家ではストレスフリーに心地よく暮らすこと。
仕事や家事、育児に追われる忙しい日々を過ごすおふたり。
家では少しでも気持ちを楽にストレスフリーで暮らしていただきたいという想いを込めて、少ない歩数で家事が完結できる動線や暮らしに合った収納にこだわり、家族がくつろぐ場所はほどよいゆとりを感じる広さを確保し、家族で心地よい時間を過ごせるように工夫しました。
おふたりとじっくり考えぬいた32坪の2階建て。
家の性能:耐震等級3取得 長期優良住宅 C値:0.14 Ua値:0.43
外観
“かっこよく、ぬくもりのある家にしたい!”というおふたりのご要望で、
外壁は黒のガルバリウム鋼板と黒く塗装した杉板でしあげています。
重たい印象にならないように、外壁やフェンスに杉板で木の温かみをプラスしました。
自然な風合いが魅力的な無垢材は、時間とともに経年変化を楽しみながら、
傷んだ部分のみ補修や張り替えができ、低コストで家を長持ちさせられるのも魅力のひとつです。
もともと畑だったこともあり、ご両親の育てる畑を少し残しつつ、
玄関横には子どもが遊べるプライベートなお庭をつくり、木のフェンスで囲いました。
ゆくゆくは人工芝を敷いたり、花壇やちょっとした家庭菜園などを楽しめるように広さや余白を確保しています。
駐車スペースは土間コンクリートではなく、砂利にすることでコストを抑えつつ、
黒でシックな建物にやわらかい雰囲気を与え、かっこよくてぬくもりのある家に仕上げました。
玄関ホール
玄関スペースは幅1m60㎝ほどですが、ホールの上がり框をななめにすることで
狭さを感じず、お子さんとのおでかけ準備や玄関収納のモノの出し入れにも困りません。
収納は大きな収納スペースではなく、暮らしに合わせた収納の仕方にこだわりました。
靴以外にもお子さんの外用のおもちゃや掃除用具、傘などを収納できます。
さらについつい椅子などに一時置きしてしまいがちな上着も、
スライド式のハンガーラックに帰ってすぐにしまえてママもらくちんです。
暮らしの動線
一時置きしがちな鞄も洗面で手を洗う前に収納できる場所をあらかじめ確保しています。
子どもの幼稚園バックや服や帽子、ランドセルがかけて収納でき、
ママのバックも棚に置いて収納できます。
小学校で使うようになったタブレットなどもここで充電でき、
荷物を置き終わったら、洗面で手を洗い、着替えるという
帰宅後のルーティンを最短で完結できます。
キッチンの配置へのこだわり
キッチンは玄関から一番近い位置に配置し、ダイニングリビングだけではなく、洗面や脱衣、ファミリークローク、
トイレやお風呂も近く、家事の時短や子どもたちの成長の見守りなど、
ママの忙しい日々を少しでもラクできるこだわりがつまっています。
キッチンに立つとリビングやダイニングにいる家族の様子が見えたり、
朝は、階段から降りてくる家族の顔が見れてたり、
お子さんのトイレや手洗い歯磨きなども見守ってあげられます。
脱衣所にもアクセスしやすく、洗濯が終わったら、すぐさまキッチンからいくことができ、
家族に呼ばれたり、家事に忙しいママが楽できる距離感です、
レンジフードがないからこそ、家の中心にキッチンを配置することができ、気密と換気計画がしっかりした暮るみの家だからこそ叶う家事ラクな暮らしです。
キッチン、ダイニングの背面収納は、ざっくりしまえて見やすくしました。
使い勝手やしまうモノが変わってもしまえるよう可動式の棚にしています。
コードレス掃除機やプリンター、立ってでのパソコン作業などに合わせてコンセントの高さもじっくり検討しました。
脱衣所・WCL
キッチンから数歩でいける脱衣所、浴室、WCLは、暖かいリビングと温度むらができないように開口を設けています。
脱衣所には、エコキュートのタンクを設置し、ヒートショック対策をしています。
さらにエコキュートのタンクの表面温度は26度程あるので、エアコンの稼働を助けてくれ、省エネにもつながっています。
お風呂
天井に貼った無垢材と間接照明が一日の疲れを癒してくれるお風呂は、洗い場と浴槽をゆとりのあるものにして、
子ども達とのお風呂時間も楽しめるようにしました。
書斎
旦那様とこだわった書斎。
2.5帖のコンパクトな空間ながら、旦那様のお仕事や趣味のものがしっかりしまえる造作の収納棚を造り、シックな色で統一しつつ、デスクからは緑が見えるように窓を設け、閉鎖感を感じさせない旦那様のくつろぎのスペースとなっています。
主寝室
寝るまでの時間、くつろげるように枕もとの間接照明を採用し、プライバシーを確保できるよう、窓は高窓にしています。
直射日光ははいらないものの、朝は自然な明るさを感じることができます。
ちょっとした吹抜け
1,2階に温度差ができないように吹抜けを設け、階段には遊び心をプラスしました。
子ども達が顔を覗かせてちょっとした家族のコミュニケーションの場になっています。
LDK
家族が一番多くの時間を過ごすLDK。
落ち着いた雰囲気にしたいというご要望で、梁や柱、造作材をシックな色で塗装しました。
勾配天井、小さな吹抜け、視線の抜け感が多いLDK配置で、狭さを感じることない、開放感のあるくつろぎの場となっています。
ほどよい距離感を感じる配置で、より家族がくつろぎやすい空間にしています。
性能にこだわったからこそ叶った忙しい日々も家族との時間、自分の時間を大切にできる、心身ともにストレスフリーで暮らせる家のご紹介でした。
日々色んな刺激の中で忙しく生きる人たち、家族のために頑張る人たちにこそ、家で過ごす時間をもっと大切にしてほしいと思っています。
家の中の温度、暮らしの動線、収納、生活するために必要な家事、ちょっとした家でのストレスが減らせれば、もっと暮らしは健やかで豊かなものになっていくはずです。