【新築住宅の湿気対策】湿気の多い家の特徴と暮るみの家づくりでできる対策
これから入っていくジメジメした梅雨の時期。
お部屋が湿気っている感じがする、洗濯物が乾きにくい、など、この時期特有のお悩みを持つ方も多いでしょう。
何も対策をしないと、お部屋が湿気ってカビが発生してしまったり、体に悪影響を及ぼす可能性もあります。
この記事では
新築がなぜ湿気りやすいの?
湿気が人体に与える影響って?
個人ではどんな湿気対策をしたらいい?
暮るみの新築住宅なら、できる湿気対策
がわかります。
1.新築住宅は、湿気やカビが発生しやすい?
「新築住宅は湿気を感じやすい」と言う話を聞いたことがあるでしょうか。
木造のお家は基礎(床下)がコンクリートで出来ている家が多く、雨の日などの外気の影響で湿気ってきます。
(昔の家の基礎はコンクリートと土でできているところが多いです。)
新築時はコンクリートの水分量が多く、乾ききっていないため、湿気りやすい状態です。
その湿気は、おおよそ3年位で抜けていくでしょう。
そのため、湿気が下から上に上がってくるというイメージを持つ方も多いかもしれません。
ただ、科学的に考えれば、「湿気が上がる」ということはないです。
重い空気は下にたまるので、部屋(床下)が湿気る原因は、室内の湿気が下に落ちていくことによるもの。
よって、基本的には、日常のお部屋の中の湿度を正常に保つ対策が大事です。
2.湿気が及ぼしてしまう影響
人体への影響
腹痛の原因は湿度?
「湿邪」とも言われますが、梅雨は体内の水分調節が難しい時期。
梅雨の時期になると、体調不良を起こしてしまう方もいます。
主に消化器系の不調が多く、食欲がない、消化不良、下痢、便秘などの症状も増えがちです。
湿度が高いと代謝にも影響を及ぼすので、体のだるさを訴える方もいます。
カビを吸い込むと人体に影響は?
「湿気が溜まる」とは、すなわちカビができやすくなること。
また、カビができることで、それを餌にするダニが湧くことにもなりかねません。
カビを吸い込んでしまうと、感染症やアレルギー反応が起こる可能性があります。
【起こる可能性のある感染症・アレルギー】
喘息
アトピー
アレルギー性鼻炎
食道炎・胃腸炎
真菌性肺炎
水虫
家への湿気の影響
水回り
お風呂、洗面所、トイレ、キッチンの流し台など、水が溜まるところは、かびやすい場所です。
適切に掃除をして、乾燥させるように努めましょう。
殺菌作用のある洗剤で洗うのも効果的です。
エアコン内部
エアコンから嫌な臭いがするのを経験したことがある方も多いのではないでしょうか。
エアコン内部は密閉度が高い上に、湿度が高くなっています。
カビが繁殖しやすい条件が揃っているため、定期的な清掃が必要です。
窓枠、窓のパッキン部分のカビ
外との温度差で、結露が出来やすいのは窓周辺です。
特に窓のパッキン部分にカビが発生しやすくなります。
この場合、窓の断熱性能を高める湿気対策も大事ですね。
布団などの寝具に付くカビ
断熱性のある寝具類には、カビが湧きやすいです。
古いお宅ではありがちですが、北西の一番寒い部屋(湿気りやすい部屋)にお布団をしまう押入れがあり、布団がカビてしまう事態があります。
3.新築住宅で結露、カビができる原因
カビは「菌糸」と「胞子」から出来ています。
温度・湿気・栄養の条件が揃う事で繁殖します。
温度は20℃~30℃あたり、湿度75%以上が繁殖しやすい条件といえるでしょう。
ちょうど5月後半から6月の梅雨時期にかけてが、より注意したい時期です。
個人でできる湿気対策
湿気取り剤を使用しない
水取り剤をタンス等に置く方がいますが、湿気をその場所に集めているだけで意味をなしません。
たくさん湿気を吸収できた気分にはなりますが、根本的な解決にはならないため、以下のような対策にしましょう。
エアコンの使い方
湿気対策に一番良いのは、エアコンの暖房設定です。
エアコンの暖房の風は湿度0%の風が出てきます。
(今の時期に暖房は難しいため、除湿運転をおすすめします。)
エアコンを冷房運転にすると、湿度100%の空気を室内に回すことになります。
余計お部屋の中が湿気ってしまうことになり、おすすめしません。
また、場合によっては除湿機を使用してください。
空気の流れを良くすること
押し入れなど、壁に面した場所に布団をしまう場合は注意が必要です。
どうしても湿気りやすい押し入れ等に布団を入れる場合は、
すのこを置く
布団の後ろにスペースを開ける
布団など断熱性のあるものは、外壁沿いではなく家の中央に集める
このような工夫をしましょう。
暮るみの新築住宅なら、こんな湿気対策ができる!
温度ムラがない家が実現
家の中に常に新しい空気が回っており、空気が循環しています。
そのため、カビが生える条件の一つである、湿度を抑えることができます。
暮るみの家では、高気密高断熱はもちろんですが、換気もセットで考えています。
開放的な間取り
暮るみの家では、開放的な間取りを意識しています。
開放的であることにより、空気が一ヶ所にこもりません。
湿った空気が部屋の中に溜まってしまい、除湿をしなくては、というストレスもないのです。
そのため、暮るみの家なら窓を開けなくても大丈夫です。
北西の一番寒い部屋に押入れや寝室があったり、窓の周辺が冷えるなど、湿気に悩みやすい環境をお持ちの方は、リフォームのご提案もできます。
間取りを変える、窓を断熱性の高いものに改修するなど、湿気対策としてできることがあります。
体験会でも、お気軽にご相談ください。
4.最後に
暮るみでは、「住む方の健康を守り続ける」ということを家造りの大きなコンセプトとしています。
ヒートショックや花粉症、アトピーなどに対しても深く考え、家づくりに落とし込んできました。
湿気対策に対しても同様で、住む方の健康を守るための対策になればと思います。
健康的な家づくりに関してご質問等あれば、お気軽にご相談ください。