開放感のある家はどう建てる?狭い土地でも広く見せる設計とは
光がパーっと差し込む、開放的なおうちにしたい!
そんな憧れを持つ方も多いと思います。
この記事では
・開放感のあるお家のメリット
・開放感のあるお家にするコツ
・暮るみの家の実例
がわかります。
開放感はどうつくられる?
では、開放感を構成する要素はなんでしょうか?
採光
光が差し込むことで、明るく広々とした空間が実現します。
窓の大きさ、風景の切り取り方などで変わってくるので、検討しましょう。
高さ
家の間取りの中で、高低差を作ることで高さを感じ、開放感を感じやすくなります。
どのように設計すれば、空間の広がりをより感じられるかを考えていきましょう。
間取り
狭苦しくなく、広がっていくイメージを大事にしながら、間取りを考えることが大事です。
各お部屋を区切りすぎると狭い印象のお家になったり、動線にも影響します。
開放的な家のメリット
では、開放感ある家を建てるメリットを詳しく見ていきましょう。
同じ大きさでも広く見せられる
決まった土地の中で家を建てるにしても、先が続いていくようなイメージ、外の景色とつながるイメージを持って設計してみましょう。
お客さんを招いた時、広い!明るい!心地よい!という印象を持っていただきやすくなります。
家族のコミュニケーション
部屋が仕切られていないため、家族がいる気配を感じられるのも開放感のある家のポイントです。
ジメジメしない、明るく健康な家に
太陽光がいっぱいに降りそそぐ家は明るく、気持ちが良いものです。
日差しがたくさん入れば、じめじめしにくく湿気も溜まりにくいと言えるでしょう。
より結露しにくく、カビも生えにくい家にすることができます。
体内時計と採光
狭小住宅など、狭い都心部などの狭い土地に家を建てる場合、どうしても日当たりが悪くなったり、湿気の多いじめじめした空間、間取りになってしまうことがあります。
ヒトは日中、しっかりと太陽の光を浴びることで、体内時計がうまく働くようにできています。
採光がうまくできない薄暗い部屋に住み続けると、体内時計が狂ってしまったり、その結果、睡眠の質に悪影響が出てしまう場合があります。
開放感のあるおうち、日光がたくさん入るお家は、健康にとっても大切なことであるといえます。
圧迫感のない癒しの空間に
狭いお部屋がたくさんあるような間取りではなく、吹き抜けのように大きく開けたスペースがあると圧迫感がなく、心地の良い癒される空間になります。
区切らない・仕切らないことで家全体の空気もスムーズに流れます。
開放的な空間を作るポイント
では、具体的にどのようなところを意識して、開放的なお家を造っていけば良いのでしょうか。
開放感をつくりだすコツ
開放感のある家を造るポイントとしては、やはり抜け感です。
抜け感とは、景色が奥まで続いている感じ、視界がとどまらずに広く抜けていくイメージです。
これによって、圧迫感や狭さを感じることなく、明るさや心地よさを感じる空間が実現します。
家の中で景色を切り取ることを考えたとき、抜け感はとても大事です。
リビングに座った時、ダイニングに座った時、キッチンに立った時、どこに行っても景色が見えて、外とのつながり、奥行きを感じられる造りが良いと思います。
窓の大きさは?
窓の大きさは大事です。
窓を大きめに設置することで、景色を切り取ること+抜け感を造ることができます。
ただ、大きな窓を造った際には、日射遮蔽のこともセットで考えなくてはなりません。
壁の色味は?
やはり抜け感を作るためには、明るい色をお勧めします。白っぽい色が良いとは思いますが、あまりに白いと光を取り入れたときに、真っ白になって過ごすのが眩しくて仕方がない状態にもなってしまいます。
白を使うにしてもワントーン落とした白などを使うことをお勧めします。
逆に真っ黒の壁紙にして、外の景色の写り方を映えさせると言う方法もあります。
外の景色の良さや、どちら側に窓を造るかなどトータルに考えると良いと思います。
吹き抜け
縦方向に空間が生まれることで、おうちの空間が広く感じられます。
大きな窓をつくる
大きな窓は光を取り入れる事はもちろん、天井から空がつながっているように広く見せることができます。
天井の高さと奥行き
開放感のためには、天井の高さがポイントです。
天井が高ければ空間を広く感じることができます。
しかし、高ければ良いものでもなく、高くすればそれだけコストもかかってしまいます。
そのため、周りの部屋との高低差を造ることがポイント。
あえて天井を下げる部屋を造ることでメリハリができて開放感を感じられやすくなります。
一般的には天井の高さは2400mmと言われています。
しかし暮るみでは、1階の天井は2200程で充分だと思っています。狭い方が落ち着くと言われる方も多いです。
ビジネスホテル等では2150程度でも充分な高さなのですが、メリットも多いです。
【天井が低いことのメリット】
①クロスや外壁のコストカットになる。
②重心が低くデザイン的に美しく感じられる。
テーブルなどの家具を置くだけの部屋の天井なら、1600mm程にしていても意外と問題なく過ごせます。
人が通らない、日常的に使わない部分であれば違和感はないので、そう言った工夫も取り入れると良いかもしれません。
外とのつながり・ウッドデッキ
家の中にいながらも外にいるような開放感を味わうことができます。
リビングダイニングの横にウッドデッキを設ければ、お茶を飲みながら家族と楽しいコミニケーションの時間が取れそうですね。
家具の配置・魅せ方
家具の置き方配置によっても、空間を広く見せることができます。
家具の大きさや観葉植物など、置く物や大きさにもこだわってみましょう。家具や壁紙の色の統一感やつながりなども、視覚的な要素として大切です。
まとめ
開放感のあるお家の要素がお分かりいただけたでしょうか。
吹き抜けや窓の配置、アイデアなど、どんな些細な事でもご相談に乗りますので、お気軽にお話しください↓↓