家の遺産相続で揉めない!不動産相続の流れ|暮るみのリフォームについて
新築でまっさらな土地に建物を建てるのではなく、ご両親から遺産として家を譲り受けるケースもあるでしょう。
そんな時スムーズに相続できるようにしたいものです。
この記事では
・遺産相続とは?
・遺産相続の手続きの流れ
・相続後のリフォームについて
が分かります。
不動産を相続するまでの流れ
では、不動産を相続するまでの流れを簡単に見ていきましょう。
遺言書を確認
相続が発生した時点で、遺言書があるかどうかを確認しましょう。
遺言書が存在すれば、そこに書いてある内容が基本的に最優先となります。
不動産含め、様々な財産分与等について、誰に相続するかが書かれていたら、その通りに相続することになります。
遺言書には書類があります。
①自筆証書遺言:自らの手で書いた自筆の遺言書。
②公正証書遺言:役場などで保管されるもので、立ち会いのもと書かれた公的な遺言書。
③秘密証書遺言:その封筒に遺言書が入っていることは、公正証書の手続きで証明されていますが、中身は秘密であると言う遺言書。
※自筆証書遺言の場合は、日付や氏名なども記載されていないと効力が発生せず、ビデオやCDなどといった媒体でも効力が発生しないので注意です。
相続人や相続財産を確定
遺言書があれば、そこに書かれている相続人を確定し、協議の準備をします。
遺言書がない場合は、法定相続人が相続することになります。戸籍謄本を確認し、相続人を確定します。
すべての相続人に権利がありますので、後で発覚した場合にも、その方にも権利があるため、協議に参加することになります。
財産目録の作成
遺産相続のためには、財産目録を作る必要があります。
財産目録とは不動産のほかに、預貯金、ローンや税金などといった、故人の財産の一覧がわかるものとなります。
固定資産税の納税通知書を確認すれば、遺産の中に不動産があるかどうかが分かります。
遺産に不動産がある場合には、その評価額を出してもらい、正確な価値を算出する必要があります。
遺産分割協議をする
遺言書が存在しなかった場合、相続人全員で遺産分割協議を行うことになります。
たとえば、家などの不動産は誰が相続するかなど、細かく決めていきます。
相続に関して、すべての相続人の合意があった上で、遺産分割協議書を作成、署名、捺印することになります。
不動産の相続登記をする
不動産相続の場合、相続登記をする必要があります。名義変更とも言われ、これを行うことでその方が相続することになります。
相続登記は早めにやっておくことで、不動産の売却等といった次の行動がスムーズに行いやすくなります。
相続登記には、登記事項証明書等といった書類が必要となりますので、順次用意しましょう。
相続税の申告と納付
相続においては相続税がかかります。申告や納付期限もあります。
故人の死亡日、相続の発生がわかった日の翌日から10ヵ月以内に行います。
この期間を過ぎてしまうと、余分に税金がかかってきてしまう可能性がありますので、計画的に進めましょう。
相続登記のための費用
相続登記するためには、他にも費用がかかります。具体的なところをご紹介いたします。
登録免許税
不動産に対してかかる税金として登録免許税があり、支払い義務があります。
不動産を取得したときには、この手続きが必要であり、登記手続きの際にかかってくる税金です。
登記事項証明書
登記事項証明書とは、別名、不動産の履歴書とも言われている公的な書類です。
今までの登記内容が記録されているものとなります。
この登記事項証明書を発行するためにも費用がかかります。
相続後のリフォームについて
故人から受け継いだ不動産を売却したり、古いからと壊してしまうのではなくて、リフォームしてうまく使っていく方法もあります。
水回りだけ変える
お風呂やトイレなどといった水回りを改修することで、充分、気持ちよく住める場合もあります。
例えば、ユニットバスだけを新しいものと交換する、トイレを和式から洋式に取り替えるなどといったリフォームです。
外壁を補修する
長年お住まいだった場合、外壁が劣化している場合があります。
塗り替え、または壁の張り替えをすることで見栄えも良くなり、健康も守れる家となります。
また、劣化しづらい壁の素材に変えることで、この先も長く使える家になります。
リフォームに補助金・助成金はある?
ご自宅をリフォームする際に使える補助金があります。
例えば、子育て世帯への支援策として、子育てエコホーム支援事業等があり、補助金が出ます。
詳しくは、お近くの自治体などにご相談ください。
まとめ
相続が発生した時は、突然のことで気が動転し、何から行えば良いかわからない方も多いでしょう。
このように、順序を頭に入れておくだけでも違うかと思います。
リフォームなど様々なご相談を伺っていますので、ぜひ体験会においでください↓↓