気密性をあげると光熱費が減る?高気密・高断熱リフォーム方法や費用を解説
「なんだか窓やドアからひんやりとした風が入ってくる…」
「これって、隙間風なの?」
ご自宅の窓やドアから、違和感を感じたことはありませんか?
それは、住宅の気密性が低いことが原因かもしれません。
気密性とは、建物における「隙間の少なさ」を示す重要な性能。
気密性が低いと、せっかく温めた部屋の空気が逃げ出し、外の冷たい空気が侵入してしまいます。
では、なぜ住宅に気密性が重要なのでしょうか?
そして、その隙間をなくすと、私たちの暮らしはどう変わるのでしょうか?
この記事では、気密性リフォームのメリットや具体的な方法、費用について詳しく解説します。
この記事を読んでわかること
・なぜ気密性が重要なのか
・気密性リフォームはどうすべき?
・具体的なリフォーム方法
気密性リフォームとは?

気密性とは、住宅における「隙間の少なさ」を示す性能のこと。
では、なぜ住宅に気密性が重要なのでしょうか?
気密性能のメリットを具体的に解説していきます。
なぜ住宅に気密性が重要なのか
住宅の気密性とは、建物の隙間がどれだけ少ないかを示す性能です。
住宅の隙間が多いと、せっかく暖めた空気や冷やした空気が、窓や壁のわずかな隙間から逃げてしまいます。この空気の出入りを防ぐことが、快適な室内環境を保つ上で非常に重要。
気密性が低い家は、外気温の影響を受けやすく、冬は寒く夏は暑いという状態になりがちなのです。
どこまでリフォームすべき?判断基準
気密性リフォームは、窓やドアといった開口部の交換から、壁や床、天井全体の施工まで多岐にわたります。
どこまでリフォームすべきか迷いますよね。
判断基準としては、まずご自身の住まいの築年数や建物の構造、そして現状の住まいの不満点を洗い出すことが大切です。
特に、冬場に窓の近くが寒い、足元が冷える、夏にエアコンが効きにくいといった具体的な問題がある場合は、部分的なリフォームから始めるのが現実的かもしれません。
まずは専門家と相談し、建物の状態を診断してもらうと良いでしょう。
高気密住宅のメリット
高気密住宅にすることで、さまざまなメリットがあります。
まず、暖房や冷房の効率が向上し、光熱費の削減につながります。
外部からの空気の侵入を防ぐため、室内の温度が一定に保たれやすくなるためです。
また、家のどこにいても温度差が少ないため、ヒートショックのリスクを減らすことにも。
さらに、結露やカビの発生を抑える効果も期待でき、アレルギーの原因となるハウスダストの低減にも貢献します。
気密性と断熱性はセットで考えよう
「気密性」と「断熱性」は、しばしばセットで語られる重要な要素。
断熱性は、熱の移動をどれだけ防げるかという性能を指します。
いくら断熱材で壁を厚くしても、隙間だらけで空気が漏れてしまっては、その効果は半減してしまいます。
逆に、隙間を埋めて気密性を高めても、断熱材が不十分だと壁や窓から熱が逃げてしまいます。このため、気密性と断熱性は両方バランス良く高めることが、住宅の省エネ性能を最大限に引き出すための鍵となります。
気密性不足が引き起こす具体的なトラブル

家の中で「なぜか寒い」「エアコンの効きが悪い」と感じることはありませんか?
その不満は、もしかすると家の気密性不足が原因かもしれません。
気密性の低い家では、目に見えない隙間から暖かい空気が逃げ、冷たい空気が侵入するため、光熱費がかさむだけでなく、健康を害する様々な問題を引き起こす可能性があります。
気密性不足は具体的にどのようなトラブルをひき起こすのでしょうか。
冬の足元の冷え
冬に家の中で足元が冷えるのは、単に気温が低いだけでなく、気密性の不足が一つの大きな原因かもしれません。
気密性が低い家では、窓や床下の隙間から冷たい空気が侵入し、室内の暖かい空気は天井付近に留まってしまいます。
このため、床付近に冷たい空気がたまりやすく、どんなに暖房をかけても足元だけが冷たいという状態に陥りがちです。この現象は「コールドドラフト」とも呼ばれ、不快感をもたらすだけでなく、健康面にも影響を及ぼす可能性があります。
夏の冷房が効かない
夏になると、エアコンをつけてもなかなか部屋が涼しくならないと感じることはありませんか?
これは、冬の寒さと同じく気密性が大きく関係しています。
隙間が多い住宅では、せっかく冷やした空気が外部に逃げ、逆に外部の熱気が室内に入り込んでしまうからです。
特に窓やドアの隙間から熱気が侵入すると、エアコンは常にフル稼働することになり、光熱費の無駄遣いにもつながります。
高い冷房費を支払っているにもかかわらず、快適な室温を維持できないのは気密性不足の典型的なトラブルと言えるでしょう。
結露やカビがアレルギーの原因に
気密性が不足している住宅では、室内の湿った空気が冷たい外気に触れて冷やされることで、窓や壁に結露が発生しやすくなります。
この結露を放置すると、やがてカビやダニの温床に。
カビの胞子やダニの死骸はアレルギーの原因物質(アレルゲン)となり、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などの健康被害を引き起こすリスクを高めます。気密性を高めることは、結露やカビの発生を抑え、住まいの健康環境を維持するためにも非常に重要なのです。
ヒートショックのリスク
ヒートショックとは、急激な温度変化によって体が受ける影響のことです。
冬場に暖房の効いた部屋から寒い脱衣所や浴室に移動した際に、血圧が急上昇・急下降することで心臓や脳に負担がかかり、深刻な健康被害を引き起こすことがあります。
気密性が低い家は、部屋ごとの温度差が大きくなりやすいため、ヒートショックのリスクが高まります。
気密性リフォームを行い、家全体の温度差を小さくすることは、住まいの快適性を高めるだけでなく、家族の健康を守る上でも重要な対策となるでしょう。
【費用対効果は?】気密性リフォームで削減できる光熱費の目安

気密性リフォームは、快適な住まいづくりに貢献する一方で、「本当に費用に見合った効果があるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。リフォームにかかる費用は決して安くありません。
気密性リフォームによってどのくらいの光熱費が削減できるのか、その費用相場や、コストを抑えるための方法について詳しく解説します。
気密性リフォームで光熱費が年間〇万円安くなる?
気密性リフォームは、冷暖房効率を高めることで、光熱費を大きく削減します。
削減できる金額は、住宅の築年数や既存の気密・断熱性能、リフォーム内容によって大きく変動するため、一概にいくらとは言えません。
しかし、一般的なリフォームでは、年間で数万円から十数万円程度の削減効果が期待できる場合も。
これは、経済産業省が発表した「省エネ住宅ポイント制度」のデータや、過去の省エネリフォーム事例などから見て取れる傾向です。
ただし、効果を最大限に引き出すには、気密性と断熱性を総合的に改善することが重要なのです。
費用相場は?部分的なリフォームから全体まで
気密性リフォームの費用は、どこをどうリフォームするかによって大きく変わります。
例えば、窓の隙間を埋めるコーキング処理や、断熱シートを貼るだけの部分的なリフォームであれば、数万円から十数万円程度でできる場合も。一方、内窓の設置や玄関ドアの交換、壁や床に断熱材を新たに入れるといった本格的なリフォームになると、数十万円から数百万円かかることもあります。家全体をまるごとリフォームする場合は、数百万円単位の費用がかかるのが一般的です。
コストを抑えるには?活用できる補助金制度や減税措置
高額になりがちな気密性リフォームの費用を抑えるには、国や自治体が設けている補助金制度や減税措置を活用するのが有効。
例えば、国が実施する「こどもエコすまい支援事業」や「先進的窓リノベ事業」などは、高い省エネ性能を持つリフォームに対して補助金が支給される制度です。
また、リフォーム工事の内容によっては、所得税の控除や固定資産税の減額が受けられる場合もあります。
これらの制度は、年度や条件によって内容が変更されるため、リフォームを検討する際は最新の情報を確認し、専門家にも相談して賢く活用しましょう。
気密性リフォームの具体的な工法

いざ「気密性リフォームをしよう!」と思っても、具体的にどんな工事をするのか、イメージがわかないという方もいるのではないでしょうか。気密性リフォームの工法は、部分的な改善から家全体の大規模なものまで様々です。
窓やドアの交換、壁や床への断熱材の追加など、それぞれの工法には異なる特徴がありますので見ていきましょう。
内窓の設置・玄関ドア交換
住宅の熱の出入りが最も多い場所の一つが窓やドアといった開口部。
気密性リフォームでは、既存の窓の内側にもう一つ窓を設置する「内窓」の取り付けが一般的な工法です。
内窓は、二重の空気層を作ることで断熱効果を高めるだけでなく、隙間を減らして気密性を向上させます。
また、古い玄関ドアは経年劣化によって隙間風が入り込む原因に。
最新の断熱性の高い玄関ドアに交換することで、断熱性と気密性を同時に改善することが可能です。これらの工事は、比較的短期間で完了するため、手軽なリフォームとして人気があります。
壁や床への断熱施工
建物の大部分を占める壁や床、天井も、気密性や断熱性を左右する重要な箇所です。
これらの箇所のリフォームでは、既存の壁の内側に断熱材を充填する「充填断熱」や、壁の外側に断熱材を貼り付ける「外断熱」といった工法があります。
どちらの工法を選択するかは、建物の構造やリフォームの規模によって異なります。
床のリフォームでは、床下に潜り込んで断熱材を施工する方法や、既存の床を撤去して断熱材を入れ替える方法などがあります。これらの工事は、大規模なものになることが多いため、費用や工期を事前にしっかり確認することが大切です。
効果的な断熱材を選びと入れ方
断熱材には、グラスウールやロックウール、ウレタンフォームなどさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。
例えば、グラスウールはコストパフォーマンスに優れ、多くの住宅で使われています。ウレタンフォームは、吹き付けによって隙間なく施工できるため、高い気密性を確保しやすいのが特徴。
断熱材を選ぶ際には、それぞれの素材が持つ断熱性能や価格、施工方法などを比較検討し、家の構造や予算に合ったものを選ぶことが重要です。また、断熱材の効果を最大限に引き出すためには、隙間なく丁寧に施工することが不可欠となります。
換気システムの見直し
気密性を高めることで、外気の侵入を防ぎ、室内の空気環境を快適に保つことができます。
しかし、同時に室内の空気がこもりやすくなるという課題も生じます。これを解決するのが換気システム。
高気密住宅では、計画的に換気を行うための「24時間換気システム」の設置が不可欠です。
熱交換型の換気システムであれば、換気の際に熱を逃がしにくいため、省エネ効果を維持しながら快適な空気環境を保つことができます。気密性リフォームを行う際には、同時に換気システムの見直しも検討することで、より健康的で快適な住まいを実現することができますよ。
暮るみでは随時、見学会を行っております。
換気や気密について気になっていることが知りたい!という方は、ぜひ見学会においでください↓↓
失敗しない!信頼できる気密性リフォーム業者の選び方

気密性リフォームは、住宅の快適性を高めるために非常に有効な手段ですが、目に見えない部分の工事が多いため、業者選びが特に重要となります。
「どの業者に頼めばいいか分からない」「高額な費用を払って失敗したくない」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
このパートでは、後悔しないリフォームを実現するために、信頼できる業者を見極めるための重要なポイントをご紹介します。
C値を測定できる業者の重要性
気密性は目に見えない性能のため、リフォームの効果を客観的に判断することが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。そこで重要になるのが、「C値(相当隙間面積)」です。
C値とは、建物の床面積に対する隙間面積の割合を示した数値で、数値が小さいほど気密性が高いことを意味します。
信頼できる業者は、リフォームの施工前と施工後にC値を測定し、具体的な数値で改善効果を提示してくれます。
C値測定は、施工の丁寧さや技術力を測る一つの指標となるため、業者選びの際には、C値測定に対応しているかを確認することが非常に重要です。
暮るみでは、C値0.14という数値を出しています。業界水準からみても、高い気密性能を誇る数字となっています。
施工事例と顧客の声から信頼性を判断する
施工者の技術力やサービス内容を知る上で、施工事例と顧客の声は欠かせない判断材料です。
ウェブサイトやパンフレットなどで、これまでに手掛けたリフォームの事例をチェックし、どのようなリフォームを得意としているのか、どのような仕上がりになるのかを確認しましょう。
また、実際にその業者を利用した人の声は、対応の丁寧さやアフターサポートの充実度を知る上で貴重な情報源となります。
アフターサポートが充実しているか
リフォームは、工事が終わればすべて完了というわけではありません。
長期にわたって安心して住み続けるためには、アフターサポートが充実している業者を選ぶことが重要。
リフォーム後に万が一不具合が発生した場合、迅速かつ丁寧に対応してくれるか、定期的な点検サービスがあるかなどを事前に確認しておきましょう。
また、保証内容や保証期間についても、契約前にしっかりと理解しておくことが大切です。信頼できる業者は、工事後のサポート体制についても、丁寧に説明してくれるはずです。
暮るみでも、家を建てて終わりではなく、「家守り隊」としてアフターサポートをさせていただいています。
建てた後でも、不安なことについてなど、どのようなことでもお聞きしています。
安心して長く住んでいただけるような工夫をしておりますので、ぜひ一度見学会にお越しください!
気密性や断熱性を高めることも大切ですが、じっくりお話しして、暮らしやご予算に合った提案をしてくれるかどうかも重要です。
リフォームをお考えの際は、ぜひじっくりお話して、どんなお悩みがあるのか、ご予算感などもふまえてしっかり要望を伝えることが大切です。
【まとめ】気密性リフォームで理想の住まいを手に入れよう !

気密性リフォームは、住宅の隙間をなくし、快適な室内環境を実現するための重要な手段です。
気密性を高めることで、冬の寒さや夏の暑さを和らげ、結露やカビの発生を抑えることができます。
これにより、光熱費の削減だけでなく、ご家族の健康を守ることにもつながります。
リフォームの際は、C値を測定できる信頼できる業者を選び、補助金制度なども活用して、賢く理想の住まいづくりを進めましょう。
ですが暮るみでは、ただ性能を高めるだけではなく、住む方に合ったご提案も大切にしています。
じっくりお話ししながら、暮らしのストレスの解消、住み心地の向上、ご予算のバランスも大切にご提案させていただきます。
リフォーム相談会を随時開催しておりますので、お気軽にご相談ください。↓↓