高気密住宅ってどんな家?気密性能はC値で見分けよう!
高気密住宅って何がいいの?
新築で家を建てるとき、気密性について悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では
・高気密とC値って、なに?
・高気密住宅のメリット
・暮るみの考える高気密住宅とは
がわかります。
高気密な住宅とC値の関係性
一般的に高気密住宅は良いと言われますが、具体的にどんな機能を持つお家なのでしょうか。
高気密住宅とは、室内の暖かい空気を逃さない、そして外の冷たい空気が入りにくい構造のことです。
一言で言えば、温度差の少ない快適な住宅設計だと言えます。
高気密を表す指標として、C値と言う言葉が使われます。
建築された一軒の住宅面積に対して、隙間がどれくらいあるかを示します。
C値は、お家の気密性能を示す指標で、隙間面積を延床面積で割る計算式で割り出されます。
数値が少なければ少ないほど、隙間がなく気密性の高い家ということ。
具体的には専用の測定機器を使って行われます。
下の写真は、暮るみで実際に行っている測定の様子です。
一般的な高気密高断熱住宅と言うと、C値1.0が基準になります。
昔は5くらいが普通だった時もありました。
暮るみは現在、平均C値が0.14という数字を出しています。
気密測定では、C値1.0という値より下であれば、高気密住宅と言われています。
暮るみの家は、家一軒に対して、家全体の隙間が家の床面積にもよりますが、なんと「切手2.5枚の大きさ以下」になる計算です。
ハウスメーカーや工務店の中でも、「スーパー高気密住宅」を造っているのです。
断熱性能を表すUA値
C値の他に、家の性能を表す指標としてUA値があります。
UA値は、住宅の断熱性能を表す言葉です。
室内の熱の逃げやすさを計算式にし、数値で表したものです。
UA値が低いほど、断熱性能の高い家ということになります。
注文住宅を検討する際は、気密性能に加えて、断熱性能もセットに考えると良いでしょう。
C値が低い高気密住宅のメリット
では、C値が低いことによりどのようなメリットがあるのでしょうか。
高気密住宅は健康な家になる
高気密住宅のメリットはたくさんあります。
健康的な家づくりには大切なポイントなので、新築を検討される方は押さえておきましょう。
アレルギーの方にも快適な家
アレルギー疾患をお持ちの方にとっては、お部屋の中のほこりやアレルギー物質が気になり、何度もお掃除をして神経を使う方もいらっしゃるでしょう。
高気密であれば、花粉やpm2.5、汚れた空気などがお家の隙間から入り込むのを防いでくれます。
花粉症の方はかなり楽になります。
お部屋の温度差の軽減
高気密住宅なら、それぞれのお部屋に極端な温度差をつくりません。
リビングは暖かいのに、廊下へ出るとヒヤッとする。
温度変化が激しいと血圧が急に上がるなど、身体への負担になります。
高齢者の方は特に注意が必要です。
脳梗塞、心臓発作といった病気の引き金にもなりかねません。
お部屋に温度差がなければ、自律神経のコントロールもしやすく、冷えやすい、風邪をひきやすいといったお悩みも減ります。
結露になりにくい
壁体内結露を防ぐには、気密性が重要です。
お部屋の中と外で温度差が激しいとき、窓が結露しやすいだけでなく、壁の中でも結露が起きる可能性があります。
冬場や梅雨時など、結露しやすい時期は壁体内結露にもなりやすく、カビやダニの心配も出てきます。
気密性をよくすれば湿気が中まで侵入しにくくなり、結果、壁の中のカビを防げるメリットがあります。
また、壁体内結露を防ぐためには同時に断熱性能も大事です。
暮るみでは、断熱材の施工法にも力を入れています。
省エネ性能も高い
どれだけ性能が良いエアコンをつけたとしても、家の隙間が多ければ暖房運転でもお部屋が寒いと感じます。
また、夏は冷房にしていても蒸し暑い空気が入り込みやすく、どんどん温度を下げてしまいがちに。
隙間が少ないお家ならエアコンの効きも良く、省エネになります。
防音性も高い
気密性の高さのメリットは、温度や湿度に関してだけではありません。
隙間が少ないため、音の漏れも防いでくれます。
自動車や電車の騒音など、外からの気になる音も入りにくく、逆にお部屋の中から発する生活音も漏れにくいということです。
お子さんのいるご家庭では、走り回る足音や泣き声がご近所に漏れないか心配という方も多いでしょう。
そういった意味でも、気密性の高さは安心感につながると思います。
暮るみの考える高気密住宅とは
気密性が高いと、汚い空気がこもってしまうのでは?と心配されていた方もいるかもしません。
住宅は、気密性だけではなく、換気もセットで考える必要があります。
暮るみの家では、換気もしっかりと行える構造になっており安心です。
また、暮るみの家では高気密に加え、浴室の天井をなくしてお部屋全体がつながる造りにするなど、健康に暮らせる工夫をしています。
ヒートショックなど、健康上のリスクを軽減させる造りにこだわっています。
実際に、見学会で体感していただくのもおすすめです↓↓お気軽にご相談ください。