【実例付き】平屋の「動線」で後悔しない!ラクに動ける間取りの秘訣とは
「平屋の間取りって、どんなのがいいの?」
「家族構成に合わせた、失敗しない動線にしたい!」
そんな風にお考えの方も多いのではないでしょうか。
平屋はシニア世代にはもちろん、若い世代でも選ぶ方が増えています。
この記事では、暮るみの平屋実例を交えながら、平屋で快適に過ごせる動線を解説していきます。
この記事を読んでわかること
・平屋で動線が重要な理由とは
・平屋の3つの主要動線
・平屋の快適な動線事例
平屋で「動線」が重要な理由とは?

平屋は、階段のないワンフロアで造られたお家のこと。
バリアフリーや子育てなど、生活形態に合わせた、動線をつくることで快適に暮らせます。
そもそも「動線」とは?
家づくりにおいて、「動線」という言葉を耳にすることがあるでしょう。
しかし、具体的に何を指すのか、漠然としたイメージしかない方もいるかもしれません。
動線とは、家の中で人が移動する際に描く経路のこと。
例えば、朝起きて寝室から洗面所へ向かい、キッチンで朝食の準備をする。
あるいは、帰宅後すぐに手洗いを済ませ、リビングでくつろぐ。
これらの日常生活における一連の動きすべてが「動線」です。
動線は、住まいの使いやすさや快適性に直結する非常に重要な要素。
効率的な動線が設計されていれば、毎日の家事がスムーズに進み、家族間のすれ違いも少なくなり、ストレスなく暮らせるでしょう。
逆に、非効率な動線では、無駄な動きが増え、時間や労力がかかり、日常生活に小さな不満が積み重なることにもなりかねません。
ワンフロアだからこそ意識すべき点
平屋は、階段がなくワンフロアで生活が完結するという大きな魅力があります。
しかし、このワンフロアだからこそ、意識しておきたいところがあるのです。
二階建ての場合、各階で生活空間が分かれているため、自然と動線も分断されがち。
しかし平屋では、すべての空間が地続きであるため、生活動線、家事動線、来客動線が交錯しやすくなります。
例えば、キッチンからリビング、寝室、水回りといった主要なスペースが全て同じフロアにあるため、それぞれの距離感や配置が非常に重要です。
平屋の動線計画を怠ると、特定の場所に家族の動きが集中しすぎたり、プライベートな空間に来客が通り抜けたりするような事態も。
だからこそ、平屋では家全体のレイアウトを考え、家族のライフスタイルや将来の変化を見据えながら、より緻密な動線計画を立てることが、快適な住まいを実現するカギとなるのです。
平屋の3つの主要動線とは

平屋の家づくりを考える上で、特に意識したいのが「家事動線」「生活動線」「来客動線」の3つの主要な動線です。これらを適切に計画することで、日々の暮らしは格段に快適になります。
家事動線
家事動線とは、日々の家事を行う際の人の動きの経路を指します。
料理、洗濯、掃除、片付けなど、家事の効率を大きく左右する重要な動線です。
例えば、キッチンからダイニング、パントリー、そしてゴミ捨て場への移動がスムーズであれば、調理の負担は軽減されます。また、洗濯機から物干し場、そして収納場所までの距離が短く、途中に障害物がない間取りは、毎日の洗濯を楽にしてくれるでしょう。
家事動線を考える際は、どの家事を、どこで、どれくらいの頻度で行うのかを具体的にイメージすることが大切。
家族構成やライフスタイルによって家事の負担は異なるため、それぞれの家庭に合った最適な経路を設計することで、家事のストレスを最小限に抑え、時間にゆとりが生まれるでしょう。
生活動線
生活動線は、家族が日常生活を送る上での動きの経路全般を指します。
朝起きてから夜眠るまでの一連の行動、例えば寝室から洗面所、リビング、トイレへの移動などがこれにあたります。家族それぞれがプライベートな時間を過ごす場所と、共有スペースへの移動がスムーズであることが、ストレスのない暮らしの基本となります。
特に平屋では、すべての部屋が同じフロアにあるため、生活動線が複雑になりがちです。
家族が複数いる場合、それぞれの動線が交錯しすぎないよう配慮することで、プライバシーを保ちつつ、スムーズな移動を促すことができます。例えば、リビングを通らずに各個室へアクセスできるような間取りや、家族が同時に利用する洗面所やトイレの配置を工夫することで、より快適な生活動線を実現できます。
来客動線
来客動線とは、来客が家に入ってから、リビングや客間、トイレなどを利用し、再び玄関を出るまでの経路のことです。
来客動線を意識することは、お客様に快適に過ごしてもらうだけでなく、家族のプライバシーを守る上でも重要になります。
例えば、玄関からリビングへ直接アクセスできる経路や、ゲストが利用するトイレが生活スペースから離れて配置されている間取りは、家族の生活空間と来客空間を自然に分離できます。これにより、家族がくつろいでいる場所に不必要に来客が立ち入ることがなくなり、お互いに気兼ねなく過ごせるでしょう。ちょっとした工夫が来客の満足度を高め、快適な滞在に繋がります。
【動線パターン別】平屋の快適間取りアイデア集

平屋の家づくりにおいて、日々の暮らしの快適さを大きく左右するのが「動線」。
限られたワンフロアの空間をいかに有効活用し、無駄なくスムーズに移動できる間取りにするかが重要となります。ここでは、代表的な動線パターンと、それぞれの特徴、そしてどのようなライフスタイルに適しているかをご紹介します。
回遊動線
回遊動線とは、行き止まりがなく、部屋から部屋へ、あるいは廊下から部屋へ、ぐるりと一周できるような間取りを指します。
例えば、キッチンからリビング、さらに洗面所、そして玄関へとスムーズに移動できるような動線です。
【メリット】
- 洗濯物を干す、取り込む、たたむといった一連の作業ができ、家事効率が良い
- 空間が繋がっているため、視覚的な広がりを感じやすく、開放感あり
- 朝の支度時など混雑しがちな時間帯でもスムーズな移動
- 窓や開口部を複数配置しやすいため、家全体に光と風を取り込みやすくなる
【デメリット】
- 壁が少なくなりがち
- プライバシーの確保の難しさ
家事の効率を重視する共働き夫婦や、子育て中の家族、来客が多い家庭など、家の中を活発に移動するライフスタイルに適しています。
また、開放的な空間で暮らしたい方にも向いています。
一直線動線
一直線動線は、リビングやダイニング、キッチン、水回りなどが一直線に配置された間取りを指します。
廊下や通路が少なく、シンプルな構成が特徴です。
【メリット】
- シンプルな構造
- 無駄なスペースが少なく、効率的な空間利用が可能
- 壁や廊下が少ないため、材料費や施工費を抑えられる可能性
- 視線が遮られないため、部屋全体を見渡しやすく、家族の気配を感じやすい
【デメリット】
- 玄関から奥の部屋まで見通しが良い場合、来客時にプライバシーが確保しにくい
- 音が伝わりやすいため、家族の生活音が気になることも
コンパクトな家を検討している方や、シンプルな暮らしを好む方、夫婦二人暮らしなどで生活動線を最小限にしたい方におすすめです。
分離動線
分離動線とは、主に「家事動線」と「来客動線(パブリック動線)」を明確に分ける間取りを指します。
例えば、玄関から直接リビングに通じる動線と、キッチンや洗面所などの水回りに通じる裏動線を設けるなどが挙げられます。
【メリット】
- 来客時に家族のプライベートな空間を見せずに済むため、生活感が表に出にくい
- 家事を行う空間をまとめることで、スムーズな家事動線
- 来客動線と日常の動線を分けることで、常にきれいな状態を保ちやすい
【デメリット】
- 動線を分離するために、ある程度の広さや間取りの工夫が必要になります。
- 動線によっては、家族が移動する際に遠回りになることがある
来客が多く、常に家をきれいに保ちたい方、生活感を隠したい方、あるいはプライベート空間を重視したい方に適しています。
例えば、趣味の部屋や書斎を来客の目に触れない場所に配置したい場合などにも有効です。
平屋の動線で失敗しないための設計ポイント

平屋の家づくりにおいて、日々の生活を快適にするためには、綿密な動線計画が欠かせません。
将来的な変化や日々のルーティンまで考慮することで、後悔のない理想の住まいが実現します。ここでは、平屋の動線設計で特に重視すべきポイントを解説します。
家族構成・ライフスタイルに合わせた動線の選び方
平屋の動線を考える上で、最も重要なのが家族構成とライフスタイルに合わせた計画です。例えば、共働き夫婦で家事時間を効率化したいなら、洗濯から収納までをスムーズに行える家事動線が重視されます。
一方、小さなお子様がいる家庭では、お子様が安全に家の中を移動でき、かつ親が目を配りやすい生活動線が求められるでしょう。
夫婦二人暮らしやセカンドライフを楽しむご夫婦なら、コンパクトながらも必要な場所にアクセスしやすい一直線動線が有効なこともあります。
また、来客が多いご家庭では、プライベートな空間と来客スペースを分ける分離動線を検討すると、お互いに気兼ねなく過ごせるでしょう。家族の数、年齢、日中の過ごし方、趣味などを具体的にイメージし、それらに沿った動線を設計することで、本当に使いやすい家になります。
将来を見据えたバリアフリー動線
平屋の大きな魅力の一つは、ワンフロアであるため将来的にバリアフリー化しやすい点。
しかし、最初からバリアフリーを意識した動線にしておくことで、より長く安心して暮らせる住まいになります。例えば、将来車椅子を使用する可能性を考慮し、廊下やドアの幅を広めに確保したり、段差をなくしたりする設計は非常に重要です。
また、手すりの取り付けが容易な壁の下地補強をしておくことや、トイレや浴室のスペースをゆったりと確保することも将来の備えになります。高齢になると家事の負担を減らしたいと考える方も多いため、水回りをコンパクトにまとめ、移動距離を短縮するような工夫も有効です。人生のステージが変わっても快適に過ごせるよう、先を見据えた動線計画を心がけましょう。
採光・通風を考えた間取り
快適な住環境には、採光と通風が不可欠です。
動線を考える際には、これら自然の要素を最大限に取り入れる配置を検討しましょう。例えば、リビングやダイニングなど、家族が長く過ごす空間には、日当たりの良い南側に大きな窓を設けるのが一般的です。これにより、日中は電気をつけなくても明るく、開放的な空間になります。
また、風の通り道を作るためには、窓の配置が重要です。
対角線上に窓を設けることで、風が家の中を効果的に通り抜け、湿気や熱を排出してくれます。特に平屋は、上階からの採光が難しいため、窓の配置や、吹き抜け、ハイサイドライト(高窓)などの工夫で、家全体に光と風を届けることが大切です。自然の恩恵を活かした間取りは、光熱費の削減にも繋がり、環境にも優しい住まいとなるでしょう。
収納計画と動線
収納計画は、動線の良し悪しに直結する重要な要素です。
適切な場所に適切な量の収納を設けることで、物が散らからず、スムーズな生活を送れます。例えば、玄関には外出時に必要なものや、帰宅後の荷物を一時的に置けるシューズクロークや土間収納があると便利です。また、リビングやダイニングには、日用品や書類などをすぐにしまえる分散収納があると、常に片付いた状態を保ちやすくなります。
特に家事動線を考慮するなら、キッチンとパントリー、洗面脱衣室とファミリークローゼット、そして洗濯物を干すスペースが一直線上にあると、家事の移動距離を大幅に短縮できます。各部屋に用途に応じた収納スペースを設けることで、必要なものがすぐに取り出せ、戻しやすい動線が生まれます。収納は「しまう」だけでなく、「使う」ことを意識した計画を立てることが、快適な暮らしへの第一歩です。
【実例紹介】理想の動線を実現した平屋の間取り事例

ここでは、実際に暮るみの平屋実例を、お客様の声とともに、写真でご紹介していきます。
将来の介護も見据えたバリアフリーな平屋
将来のためにバリアフリーを考えた設計にするのも大切なこと。
寝室やトイレの近さ、段差のない設計が、生活の負担を軽くしてくれます。

家事負担を大幅軽減!動線がとにかく楽!
回遊できるキッチンの動線は、とても快適にお料理ができます。
毎日使う場所だからこそ、快適に動ける設計は大切ですね。

リラックスできるやさしい空間の平屋
ちょっとした書き物ができるスペースがあったり、ほっこりとなごめる癒しの空間があるのも大切。
木材のやさしさがあたたかみを引き立てます。

狭くても機能性を重視した間取りにするポイント
平屋はワンフロアであるため、延床面積が限られる場合もあります。
しかし、工夫次第で狭さを感じさせず、機能的で快適な住まいを実現できるでしょう。ここでは、限られた空間を最大限に活かすためのポイントをご紹介します。
干す、たたむ、しまうを考えた洗濯動線
洗濯は毎日の家事の中でも特に手間がかかるものの一つ。
狭い空間でも効率的な洗濯動線を作るには、「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」の一連の動作がスムーズに行える配置を考えることが重要です。
理想的なのは、洗濯機を置く脱衣室から物干しスペース、そしてファミリークローゼットや収納スペースが近くにある間取りです。
例えば、脱衣室とランドリールームを兼ね、そこで室内干しができるようにすることで、洗濯物を別の場所へ運ぶ手間を省けます。さらに、その近くに衣類をたたむカウンターや、収納棚を設けることで、洗濯に関わる一連の動作がその場で完結し、移動距離を最小限に抑えられます。乾燥機をメインで使う場合は、その設置場所と収納スペースの近さも考慮すると良いでしょう。
帰宅後の動線に無駄がない間取り
日々の生活を快適にするためには、帰宅後の動線を意識することも大切。
特に、外出先から帰ってきた際に、荷物を置く、手を洗う、着替えるといった一連の動作をスムーズに行える間取りは、家の中が散らかるのを防ぎ、ストレスを軽減します。
例えば、玄関からすぐに手洗いスペースや収納、あるいは洗面脱衣室へアクセスできるような動線は非常に有効です。玄関で上着を脱いで、そのままクローゼットにしまう、外で使ったカバンや鍵を定位置に置く、手洗いやうがいをする、といった一連の流れがスムーズに行えるよう計画しましょう。これにより、リビングに物が散らかるのを防ぎ、常にすっきりとした状態を保てます。
適切な収納を設けて散らからない家に
狭い空間だからこそ、適切な収納計画は住まいを快適に保つ上で不可欠です。
物が溢れると、せっかくの動線も機能しなくなり、家全体が狭く感じられてしまいます。
まずは、何をどこに収納したいのかを具体的にリストアップし、それに合わせた収納スペースを確保しましょう。
例えば、家族共有で使うものはリビングや廊下近くにファミリークローゼットや共有収納を設ける、日用品はキッチンや洗面所の近くにパントリーやリネン庫を設けるといった方法があります。
また、デッドスペースを有効活用する収納もポイント。
階段下のスペースや、壁の厚みを利用したニッチ収納、造作家具で空間に合わせた収納を作るなども有効です。収納は単に物をしまうだけでなく、「どこに」「何を」しまうのかを明確にすることで、使いたい時にすぐに取り出せる効率的な住まいが実現し、結果的に家の中が散らかりにくくなります。
まとめ
平屋の家づくりにおいて、日々の快適さを左右する「動線」は非常に重要です。
ワンフロアだからこそ、無駄なくスムーズに移動できる間取りを計画することで、生活の質は大きく向上するからです。
家事の効率を上げる「家事動線」、家族みんなが快適に過ごせる「生活動線」、来客時にもプライバシーを守れる「来客動線」の3つの主要動線を意識し、家族構成やライフスタイルに合わせた最適なパターンを選びましょう。
さらに、将来を見据えたバリアフリー設計、採光と通風を考慮した窓の配置、そして「使う場所の近くにしまう」という原則に基づいた収納計画は、狭い空間でも機能性を最大限に引き出し、散らからない快適な平屋を実現する秘訣です。これらのポイントを押さえることで、後悔のない理想の平屋が完成するでしょう。
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