断熱性能
平均UA値0.37
※直近1年平均

気密性能
平均C値0.14
※直近1年平均

耐震性能
耐震等級3
構造計算

窓の断熱性能とは?後悔しない窓選び徹底解説

2026.01.25

「新築を建てるとき、窓はどんな窓がいいの?」
「窓で失敗したくないから、窓の性能を知りたい!」
そうお考えの方も、多いのではないでしょうか。

この記事を読んでわかること
・窓の種類や断熱効果
・断熱シートは効果があるのか
・暮るみの窓施工事例

建築士の視点から、窓の断熱性を解説していきます。
暮るみの施工事例も含めてご紹介しますので、理想の窓をイメージしてみてください。

断熱性能の良い窓のメリット

窓というのは、家の中と外の空気を隔てるもの。
窓の断熱性能とは、外の温度が室内に伝わるのを防ぎ、室内の快適な温度を保つ能力を指します。
この性能が高いほど、外の暑さや寒さの影響を受けにくく、一年を通して安定した室内環境を維持しやすくなるということです。

冬は暖かく、夏は涼しい家になる

室内の快適な温度を保つ能力を持つ窓は、冬には外の冷気が室内に入り込むのを防ぎ、室内の暖かさを逃がしません。
そのため、冬は暖かく、夏は涼しい家が実現します。
これにより、一年を通して快適な室温を維持しやすい住宅になるのです。

窓からの熱の出入りを抑える

住宅の熱の出入りは、窓が大きな割合を占めます。
冬場に室内の熱が外に逃げる割合は窓からが約50%、夏場に外から熱が入ってくる割合は窓からが約70%にもなると言われています。

また、YKK apのサーモグラフィカメラの実験によると、冷えにくい樹脂窓の場合、部屋全体がしっかりと保温されるのに対し、アルミサッシの場合は冷えていることが一目瞭然です。

断熱性の高い窓は、熱の移動を効果的に遮断します。
住まい全体の快適性を担うことがわかっていただけるのではないでしょうか。

引用元:YKK ap

光熱費が安くなる


これまでお話したとおり、夏には強い日差しによる熱の侵入を抑えてくれるため、室内の冷房効率を高めます。
窓の断熱性能を高めることは、光熱費の削減に大きく貢献してくれます。
断熱性の低い窓からは熱が逃げやすく、または侵入しやすいため、冷暖房機器の稼働時間が長くなり、その分電気代やガス代がかさんでしまうのです。
しかし、断熱性の高い窓を導入することで、室温を一定に保つためのエネルギー消費を抑えられ、結果として冷暖房費を大幅に削減できます。長期的に見れば、初期投資を上回る経済的なメリットが期待できるでしょう。

ヒートショックのリスクが減る

ヒートショックとは、急激な温度変化によって体に負担がかかる現象のこと。
特に冬場の脱衣所や浴室などで発生しやすくなります。窓の断熱性能が低いと、部屋間の温度差が大きくなり、ヒートショックのリスクが高まります。
断熱性の高い窓にすることで、家全体の温度差を小さくすることができ、このリスクを軽減することが可能です。家族の健康と安全を守るためにも、窓の断熱は重要な要素となります。

結露やカビの発生を抑える

窓の断熱性が低いと、室内の暖かい空気が冷たい窓ガラスに触れることで結露が発生しやすくなります。
結露は、窓枠や壁の劣化だけでなく、カビの発生原因にもなります。
カビは見た目の問題だけでなく、アレルギーやぜんそくなどの健康被害を引き起こす可能性もあります。
断熱性能の高い窓は、ガラス表面の温度が下がりにくいため結露の発生を抑え、カビの発生も抑制し、住まいの清潔さと健康的な環境を保ちます。

窓の断熱が健康を守る

これまで見てきたように、窓の断熱性能は、光熱費の削減だけでなく、家族の健康にも直結する重要な要素。
適切な断熱対策は、ヒートショックのリスクを減らし、結露やカビの発生を抑制することで、アレルギーや呼吸器系の疾患のリスクを低減します。快適な室温は質の良い睡眠にもつながり、精神的なストレスの軽減にも寄与します。窓の断熱は、単なる設備投資ではなく、住む人の健康とQOL(生活の質)を高めるための重要な投資と言えるでしょう。

窓の断熱リフォームのご相談も受け付けております、どうぞお気軽にご連絡ください↓↓

断熱シートは効果ある?


「窓の断熱性能を手軽に向上させたい」
「断熱シートってどうなの?」
と考える方も多いのではないでしょうか。
ホームセンターなどで手軽に購入でき、DIYで簡単に貼れるため、費用を抑えつつ窓の断熱対策ができるとされています。
しかし、実際にどれくらいの効果があるのか、メリットとデメリットを正しく理解しておくことが重要です。使用する際の注意点について見ていきましょう。

断熱シートを貼るメリット

窓の断熱対策として手軽に導入できるアイテムの一つに、断熱シートがあります。
断熱シートを貼るメリットとして、まず挙げられるのが費用の安さ。
本格的な窓のリフォームに比べて圧倒的に低コストで試せるため、一時的な対策や、費用を抑えたい場合に有効な選択肢となります。また、DIYで簡単に貼れるものが多いです。

窓の結露を少し軽減できる

断熱シートは、窓ガラスの表面温度と室温との間に空気の層を作ることで、結露の発生をある程度抑える効果が期待できます。
特に冬場、室内の暖かい空気が冷えた窓に触れることで生じる結露は、カビの原因にもなりがちですが、シートが中間層となり、ガラスの冷えを和らげることで、結露の量を減らす効果が見込めます。ただし、完全に結露をなくすことは難しいので注意が必要です。

窓ガラスの飛散防止になる

断熱シートの中には、透明なフィルムとして販売されているものもあり、これらは窓ガラスの飛散防止にも役立ちます。
地震や台風などの災害時、または不慮の事故でガラスが割れた際に破片が飛び散るのを防ぎ、二次被害のリスクを軽減する効果があります。断熱効果と同時に、安全対策としても一定の役割を果たすことができるため、賃貸住宅など、大がかりなリフォームが難しい場合にも使われることがあります。

断熱シートを貼るデメリット

手軽な断熱対策としてメリットがある一方で、断熱シートにはデメリットも。
これらのデメリットを理解した上で、自身の住環境や目的と照らし合わせ、適切な選択をしましょう。

熱の出入りを完全に抑えるには不十分

断熱シートはあくまで一時的、部分的な対策。
窓からの熱の出入りを完全に抑えるには不十分です。シートが作り出す空気層は限られており、本格的な二重窓や複層ガラスに比べるとその断熱性能は大幅に劣ります。
特に厳しい寒さや暑さの地域では、シートだけでは室内の快適性を大きく向上させることは難しいでしょう。根本的な断熱性能の改善を求める場合は、より効果の高いリフォームを検討する必要があります。

結露の水分が、カビの原因になる

断熱シートを貼ることで結露が完全に解消されるわけではありません。
シートとガラスの間にわずかな隙間があったり、シート自体の断熱性能が限界を超えたりすると、シートの内側や端に結露が発生することがあります。
この結露した水分が長時間放置されると、シートと窓の間にカビが発生する可能性があります。
見た目が悪くなるだけでなく、カビは健康被害の原因にもなるため、定期的な清掃や換気といった対策が不可欠です。

【タイプ別】窓の種類と断熱効果

窓の断熱性能は、使用されているガラスの種類によって大きく異なります。
ここでは、代表的な窓ガラスの種類とそれぞれの断熱効果について解説します。ご自身のライフスタイルや住まいの地域特性に合わせて、最適なガラスを選ぶ際の参考にしてください。

シングルガラス

シングルガラスは、1枚のガラスで構成された最も基本的な窓ガラス。
古い住宅や、コストを抑えることを重視した建物で多く見られます。シンプルで安価ですが、断熱性は最も低く、外部の熱が直接伝わりやすいという特徴があります。冬は窓から冷気が伝わりやすく、夏は日差しの熱がそのまま室内に入り込むため、結露も発生しやすい傾向にあります。

ペアガラス

ペアガラスは、「複層ガラス」とも呼ばれ、2枚のガラスの間に空気層やアルゴンガスなどの乾燥した空気を挟み込んだ構造の窓です。
この中間層が断熱材の役割を果たすため、シングルガラスに比べて熱の伝わりを大幅に抑えることができます。一般的な住宅で最も広く採用されており、断熱性能とコストのバランスが良いのが特徴です。結露の発生もシングルガラスより軽減されます。

トリプルガラス

トリプルガラスは、3枚のガラスと2層の空気層やガス層で構成された、非常に高い断熱性能を持つ窓です。
ペアガラスよりもさらに空気層が増えることで、熱の移動をより効果的に遮断します。特に寒冷地域や、より高い省エネ性能を求める住宅で採用されることが増えています。断熱性能は優れていますが、その分コストが高く、ガラスが厚くなるため重さも増すという特徴があります。

暮るみでは、トリプルガラスを標準としています。

Low-Eガラス

Low-Eガラス(ロウイーガラス)は、ガラス表面に特殊な金属膜(Low-Emissivity膜)がコーティングされたガラスです。
この金属膜が、太陽の熱を反射したり、室内の暖房熱を外に逃がしにくくしたりする効果を発揮します。夏は日差しによる室温上昇を抑え、冬は室内の熱が逃げるのを防ぐため、冷暖房効率を向上させます。ペアガラスやトリプルガラスと組み合わせることで、さらに高い断熱効果が期待できます。

   

窓はフレーム(サッシ)の素材が重要

窓の断熱性能は、ガラスの種類だけでなく、ガラスを支えるフレーム(サッシ)の素材によっても大きく左右されます。サッシは、窓全体の熱の出入りに大きく影響するため、素材選びは非常に重要です。

木製サッシ

木製サッシは、その名の通り木材で作られたサッシです。
木材はもともと熱伝導率が非常に低く、高い断熱性能を誇ります。そのため、結露が発生しにくく、冬の冷気をシャットアウトし、夏の熱気を防ぐ効果が期待できます。
また、木材ならではの自然な風合いや温かみが魅力で、デザイン性を重視する住宅にも採用されることがあります。しかし、木材は動くので、定期的なメンテナンスが必要となる点や、価格が高めである点がデメリットです。

アルミサッシ

アルミサッシは、アルミニウム合金で作られたサッシで、日本の住宅で最も普及しているタイプです。軽量で加工しやすく、耐久性や耐候性に優れているため、多くの場所で採用されてきました。また、比較的安価でコストパフォーマンスが高いのも特徴です。
しかし、アルミは熱伝導率が非常に高いため、外気温の影響を受けやすく、断熱性能は他の素材に比べて低いです。そのため、冬場は結露が発生しやすく、夏場は窓からの熱が侵入する要因となることがあります。

樹脂サッシ

樹脂サッシは、塩化ビニル樹脂を主原料としたサッシです。
アルミの約1/1000という非常に低い熱伝導率が最大の特徴で、優れた断熱性能を発揮します。これにより、窓からの熱の出入りを大幅に抑え、冷暖房効率の向上や結露の抑制に貢献します。
特に寒冷地域での普及が進んでいますが、近年は全国的にその断熱性能の高さが注目されています。アルミサッシに比べて価格は高めですが、光熱費の削減や快適性の向上を考慮すると、長期的に見て経済的なメリットが大きい場合も少なくありません。

樹脂サッシのデメリットとしては、アルミより構造的に柔らかいため、強度としては弱いところです。用途によってはアルミサッシよりも自由度は少なくなります。しかし、窓の大きさ的には樹脂サッシでもまったく問題はありません。

暮るみでは樹脂サッシを標準としています。

アルミ樹脂複合サッシ

アルミ樹脂複合サッシは、屋外側に耐久性の高いアルミ、屋内側に断熱性の高い樹脂を組み合わせたサッシです。
アルミの強度や耐候性と、樹脂の断熱性を両立させたハイブリッドタイプと言えます。純粋な樹脂サッシには若干劣るものの、アルミサッシよりも大幅に断熱性能が向上し、結露も抑えられます。耐久性と断熱性のバランスが取れており、費用も樹脂サッシより抑えられることから、近年、多くの住宅で採用されています。

暮るみが推奨するサッシ素材

暮るみがおすすめするサッシとしては、圧倒的に樹脂サッシです。
樹脂サッシか木製サッシの二択だと思います。
ガラスとしては、ペアガラスかトリプルガラスがおすすめで、できればトリプルガラスにしましょう。
木製サッシは、やはり金額が高いのがネック。木は中身が詰まっているため、断熱性能は良いのですが、コストが非常にかかるため採用されることは少ない印象です。

窓の断熱リフォームに使える補助金・助成金制度

窓の断熱リフォームは、初期費用がかかり、踏み出せないと感じる方も多いかもしれません。
しかし、国や地方自治体では、省エネ性能の高い住宅への改修を促進するため、様々な補助金・助成金制度を設けています。
これらの制度を上手に活用することで、費用負担を大幅に軽減し、より快適で経済的な住まいを実現することが可能なのです。

国の主要な補助金制度

国が実施している窓の断熱リフォームに関する補助金制度は複数あり、それぞれ目的や対象要件が異なります。
代表的なものとして、住宅の省エネ改修を支援する「子育てグリーン住宅支援事業」や、断熱性の高い窓への改修を促進する「住宅省エネ2025キャンペーン」などがあります。
これらの補助金は、地球温暖化対策や国民の快適な住環境整備を目的としており、一定の省エネ基準を満たす窓の設置に対して費用の一部が補助されます。申請期間や対象となる工事内容が限定される場合があるため、最新の情報を確認することが重要です。

自治体独自の補助金・助成金制度

国だけでなく、各地方自治体も独自の補助金や助成金制度を設けています。
例えば、東京都では「家庭におけるゼロエミッション行動推進事業」、大阪府では「おおさかスマートエネルギー促進事業」といった名称で、断熱リフォームを支援する制度が見られます。
これらの制度は、地域の実情や目標に合わせて多様な内容となっており、国の補助金と併用できる場合も。
お住まいの市区町村のウェブサイトや窓口で、最新の情報を確認してみましょう。補助額や申請期間などがそれぞれ異なるため、早めの情報収集が賢明です。

先進的窓リノベ事業

先進的窓リノベ事業は、特に断熱性能の高い窓へのリフォームに特化した国の補助金制度です。
既存住宅において、熱損失の大きな窓を高性能な断熱窓へ改修する費用の一部を補助することで、住宅の省エネ化を強力に推進することを目的としています。高い断熱効果を持つ窓への改修が対象となるため、大きな省エネ効果と光熱費削減が期待できます。補助額も比較的高額に設定されていることが多く、窓の断熱リフォームを検討する上で非常に魅力的な制度の一つです。

補助金活用の注意点と工務店への相談のメリット

補助金や助成金制度を活用する際には、いくつかの注意点があります。

・申請期間が限られていること
・予算に限りがあるため早期に終了する可能性があること
・複雑な申請手続きが必要な場合があること

また、対象となる工事内容や、使用する製品にも細かな規定が設けられていることがほとんどです。
このような複雑な制度を確実に活用するために、窓の断熱リフォームの実績が豊富な建築会社、工務店に相談することも大切。
工務店は、最新の補助金制度に精通しており、お客様の状況に合った最適な制度の提案や、申請手続きのサポートをしています。
暮るみでも、申請に係るご相談に乗りますので、お気軽にお問い合わせください。

【暮るみの施工事例】快適な窓になりました!

ここで、暮るみの窓施工事例をご紹介いたします。
お部屋に合った窓にすることで快適になった例です。ぜひ、新築やリフォームの際に参考にしてみてください。

景色を切り取れる大きな窓

リビングダイニングに、光を取り入れられる大きな窓があることで、家族がくつろげる空間に。

天井付近の窓

暮るみの家では、天井付近のあたたかい場所に洗濯物を干す方法を採用しています。
高い位置から採光を取り入れるための窓の数や配置にもこだわっています。

浴室の窓

浴室のすぐ横に中庭をつくってあることで、外からの視線が遮られ、大きな窓をつけることが可能に。
開放的で光を取り入れられる、気持ちのよいリラックス空間になっています。

外とのつながり

窓には内と外を繋ぐ大切な役割があります。
自然に、ゆるやかに外と繋がることで暮らしに豊かさをプラスしてくれます。

窓の配置は、日照シミュレーションをして日射の取得や遮蔽はもちろん大切な検討要素ですが、
室内からの視線の抜け感も大切にすることでより心地いい空間を作ることができます。
視線の抜ける先をつくることで、広さや開放感をもたせることができます。

【まとめ】正しい窓選びで快適な住まいへ

窓は、住宅の快適性を大きく左右する重要な要素。
断熱性能の低い窓は、冬の寒さや夏の暑さを室内に招き入れ、光熱費の負担増やヒートショックのリスク、さらには結露やカビの発生といった様々な問題を引き起こします。予算に合わせて最適な窓を選ぶことが、後悔しない住まいづくりの第一歩。
「どんな窓がいいかわからない」
「もっと窓の性能や詳細について知りたい」

という方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

      

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